師弟の生命は永遠に若い

空には、鳥の飛ぶ道がある。

海には、魚の泳ぐ道がある。

人には、人の歩む道がある。

人間が、最も人間らしく、

価値ある人生を歩み、

向上していくための道が、

「師弟の道である」

人間だけが、

師弟をもつことができる。

師弟の道によって

自分を高めていける。

ここに、人間の究極がある。

後継の青年たちには、

伝え遺せる限り

私のもっているものを

すべて伝えたい。

一切の後事を託したい。

その私の心を、

弟子たる君たちは

深く知ってほしいのだ。

若き日に人生の師に巡り合い、

真実の人間錬磨を

受けることは

青春の最高の誉れである。

この人生の神髄がわかれば、

富や名声などの飾りに

惑わされることもないし

何ものをも恐れることはない。

真剣勝負の出会いは

人の心を変え、生命を変える。

さらに地域を変え、社会を変え、

世界をも大きく変えて行く。

師匠と近くにいるから

偉いのではない。

師匠の「心」を身に体して、

現実の上に

実現してく人が偉い。

どんな場所であれ

どんな立場であれ

その自覚があれば、

立派な弟子の戦いはできる。

「心」が大事なのである。

正しき師匠を求め

師の心に応えんとする

弟子の一念こそ、

前進と勝利の本因が刻まれる。

師弟に生き抜く生命は

永遠に若い。

その人が

永遠の青年なのだ。

池田名誉会長・光の言葉 幸福の曲 2014/8/31  聖教新聞より