永遠の幸福の為の未来座談会
地涌 (じゆう) の菩薩 (ぼさつ) の生き方とは
釈尊が説いた仏教。その結論部分が「妙法蓮華経」(略して法華経) です。
その第15章目に「大地が割れ、そこから涌き出た無数の菩薩群が出現」します。
この物語は何を意味するのか?
それは、ひとりの人間です。
創価の哲学は人間として最高の生き方を教えています。
私たちは信心をしています。
私自身もさまざまな課題を抱え、また苦悩し今日も生き抜いています。
多事多難な現実生活の中でも、私自身の中には実は最高に力強い仏の生命が秘めている事を知っています。
ゆえに御本尊に南無しながら、挑戦のお題目を唱えているのです。
この「修行する人間」が菩薩として表現されているのが「妙法蓮華経」という経典です。
戸田先生はよく言われました。
「我々の姿は、貧乏菩薩や病気菩薩のように見えるが、それは人生の劇を演じているんだよ。
正真正銘の「地涌の菩薩」なんだ。
人生の劇なら、思いきって楽しく演じ、妙法の偉大さを証明しようではないか!」と。
悩んだ分、人の悩みがわかる自分になるのです。
苦しんだ分、同苦できる人間になるのです。
絶えず「人間の中へ・友の中へ」自らもひとりの人間の一員として、共々に励ましあい、朗らかに前進していく。
仏法正義を語って行く!
出来ても出来なくても、語るぶんだけ自分の境涯は広がります。
福運が付きます。
家族の一人でも強情な信仰者がいれば、その一家一族は、その祈りで護られます。
この行動としての人間に徹している姿が、地涌の菩薩の生き方です。
私と貴方と共々に学会活動に徹する「地涌の菩薩の行動としての姿」は、実は自身が最高の仏として輝き、人にも勇気と希望と福運とを共有できる
「仏の境涯・仏の姿」そのものなのです。