時代は価値観の変化
ところが近年は「家」としての考えより「個人」としての価値観に変化が起りました。
社会構成として核家族の増加もありますが、
死を嫌わないで「現実論として受け入れる」事について考えはじめたのです。
葬儀社に対し事前相談が増えています。
むしろ事前相談が葬儀知識としての習得に欠かせなくなったのです。
この本の「葬儀執行マニュアル」のテーマは葬儀を出す側(喪主)の視点から、
特に第二章のノウハウとして「葬儀社に依頼しないで、自ら出す葬儀の方法」
を現実論として展開しています。
このこれは決して葬儀社を否定しているのではなく、
葬儀儀礼に対する認識の確認作業です。
さらには葬式仏教として形骸化された現実と、対価に見合わない葬儀内容などは、
第三章・第四章で葬儀社の本来の役割と利益率を公開する事により、
消費者がより賢くなることを促しています。
またそれは、葬儀の発生から始まって、将来それに伴う仏事に関する費用は、
実は子供たちなどの後継者まで受け継ぐのです。
今まで大学や社会で教えてこなかった、いつかは訪れる葬儀そのものについての
「基礎知識」を学習することは「現実に負けない強い自分への挑戦の心」を
作ることになると思います。
健康長寿の生き方として現実社会を生きている中にこそ、
それは生かされるのではないでしょうか。
元気なうちに「実際の家族の送り方」あるいは読者自身が「知らない世界」を
覗いてみたいでも良いと思います。