葬儀ノウハウ集
管理人の著書です。
それ以外の章は投稿ページで
紹介しています。
全4章で構成されています。
全P164 ( 第2章59ページ )
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一般の多くの方は
葬儀社の仕事内容と
そのサービスの対価を知りません
当然ながら、人は一生を通して
自らが、葬儀の喪主を務める機会は、
一度、経験するかどうかです。
しかし、その機会は、間違いなく訪れます。
健康長寿の人生を願っても老若男女、あるいは肩書や社会的地位を問わず、
誰にでも死が訪れることは定まっています。
「臨終」をいつも心に刻んで、真剣にわが人生の行く末を考え、
今日を悔いなく生き抜く事が大切ではないでしょうか。
現代文明は「生」に対して「死」を悪・無・不条理・敗北などとして忌み嫌って
きました。それが私たちを自らの死に対して直視しない事に連動しています。
宗教の観点から模索すると、釈尊の捉えた「生老病死」の四つの苦しみのうち
「死の苦しみ」について西洋の宗教のそれとは大きく異なった見解を示しています。
それは生命の実像の姿は縁に触れて出現(誕生)し、
また消滅(死亡)しながら流転を繰り返すと説きます。
ある時は大宇宙に冥伏して潜在化(死)し、またある時は顕在化する(生)と。
始めもなければ終わりもない、過去・現在・未来の三世という永遠の生命観を
縦横に、説き明かされています。
「死」も「生」とともに等しく生命の一側面であり本来排除されるべきものではない
との生命哲学です。これを現代的に訳すると
「死とは、人間が睡眠によって明日への活力を蓄えるように、
次なる生への充電期間のようなものであって、決して忌むべきではなく、
生と同じく恵みであり、嘉(よみ)せられるべきこと」なのです。
死の自覚が生を限りなく豊かにし、充実させるという生死観です。
今を生きる私たちに何があっても負けない強靭な精神を築き、
そして健康長寿の人生を開かれゆくことを願ってやみません。
葬儀執行マニュアル 「葬儀の真実と実践的知識」 (全四章)
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