世界の新年勤行会への池田先生のメッセージ

「希望・勝利の年」の開幕を祝賀する新年勤行会が、1日を中心に、オンライン等を活用し、世界各地で開催された。ここでは、池田先生が勤行会に寄せたメッセージを紹介する。

仲良く朗らかなスクラムで前進 人々を希望と勇気の光で照らせ

 「希望・勝利の年」の開幕、誠におめでとうございます!
 
 創価学会創立100周年の2030年へ、全世界の地涌の同志が共々に、心に元初の太陽を昇らせ、清新にして不屈の息吹で出発することができました。
 
 日蓮大聖人は、大難の連続の中で「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」(御書1439ページ)と仰せです。
 
 この御本仏のお心に連なり、創価の宝友は仏法史に燦然と輝く世界広布を実現してきました。打ち続くコロナ禍の試練にも勇んで挑み立ち、人々を希望と勇気の光で照らし続けています。
 
 苦難の時こそ、「師子王の心」を取り出し、最大に「生命の底力」を発揮し、「異体同心の団結」で勝ち越えていく。これこそ、日蓮仏法の真髄であり、創価の師弟の誇りです。
 
 大聖人は厳然と示されました。「所有一切衆生の備うる所の仏性を妙法蓮華経とは名くるなり」(同498ページ)と。
 
 広宣流布とは、自他共の仏性を呼び覚ます運動であり、人類を仏と同じ境涯に高めゆくための、間断なき、そして壮大な戦いです。
 
 とりわけ、これからの10年は、末法万年尽未来際へ大河の流れを安定、恒久化させていく勝負の時であります。その出発となる重要な本年を、いよいよ仲良く、朗らかにスクラムを組んで前進し、一つ一つの課題に勝利していきたいと思うのであります。
 
 一人一人が、後継の青年部・未来部を温かく、大らかに育みながら、共に青年の心で若々しく、福運に満ちて「心の財」を積んで「人間革命」の勝利の実証をいやまして打ち立てていきましょう!
 
 そして、家庭を、地域を、職場を、社会を、妙法の大光で照らしながら「立正安国」「立正安世界」の希望、そして勝利の連帯を幾重にも広げていこうではありませんか!
 
 私と妻も、より一層、皆さん方とご家族の健康、長寿、幸福、安穏を祈り抜いてまいります。どうか、お元気で!

聖教新聞 2021年1月6日