S G I 発足35周年へ
未来を拓く君たちへpart6
本年2010年1月は、SGI発足35周年の佳節でもあります。
それは1975年(昭和50年)1月26日。
世界51か国・地域158人のメンバーが太平洋戦争の激戦地・グァム島に
集まって創価学会の世界平和会議が開かれました。
その席上、各国の創価学会の連合体である
SGI(創価学会インタナショナル)が結成されたのです。
そして、 池田名誉会長(当時:会長)がSGI会長に就任し、
ここに「平和」「文化」「教育」の旗を掲げたSGIの記念すべき
第一歩が印されました。
それは第一宗門問題が発生する2年前(1973年、昭和52年)の事です。
世界広宣流布を指揮する法華経の行者は三類の強敵を呼び起こすという、
経文の通り、御書の通りの予言が的中します。
池田名誉会長は、第三代会長に就任した1960(昭和35)7月16日の大聖人が折伏の書、
「立正安国論」上呈のその日、日本でありながら、
いまだ米国の統治下に置かれた沖縄をパスポートを取得し、訪問。
初の沖縄支部結成を行いました。実は、これが実質的な世界広宣流布の始まりなのです。
そして10月、25日間の北・南米指導の旅に出ました。
翌61年1月には、インド、東南アジアへ。
そして秋にはヨーロッパ指導に赴き、62年1月には中近東にも行きました。
SGI発足の前年1974年、世界は東西冷戦の最中です。
中国とソビエト連邦との対立の中を、
中国を2回、同年にはソ連にも足を運び、
両国に「対話の橋」を掛けました。
そして翌1975年、SGI発足のその月、二ュヨークの国連本部で、
当時のワルトハイム事務総長と会談。
青年部の手による核廃絶の1千万人の署名を手渡しました。
そして、同月、首都ワシントンDCで、キッシンジャー国務長官と会見。
こうして、国連、及び米中ソの3カ国の首脳に世界平和と
軍縮を強く訴えていったのです。
この激闘の最中よって生まれたのがSGIでした。
世界平和会議の席上、池田SGI会長は、
「全世界に妙法という平和の種をまいて、その尊い一生を終わってください。
私もそうします」 と呼びかけました。
この池田SGI会長のスピーチに、万雷の拍手が鳴り響きました。
“全世界に妙法の種をまく”このSGI会長の誓いこそ、
仏法の人間主義を広げゆくSGIの原点となったのです。
不思議にも、今日2010年1月1日の聖教新聞の冒頭に、
「グァムの各界から、SGI会長夫妻に顕彰」が贈られることの記事が紹介されています。
平成22年1月1日